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Loader |
起動時に最初に表示される loader にコマンドを入力すると、 シングルユーザーモードでの起動やカーネルモジュールの選択、 起動するカーネルの選択などの指定が可能となる。
loader にコマンドを入力するためには、 起動時のメッセージが表示されている間に Enter 以外の任意のキーを入力し、 loader のプロンプトを表示させればよい。
Hit [Enter] to boot immediately, or any other key for command prompt Booting [kernel] in 9 second... 任意のキーを入力 Type '?' for a list of commands, 'help' for more detailed help. ok
Single User Mode
システム全般に関わる作業を実施する時は
シングルユーザモードで作業するのが基本中の基本となる。
シングルユーザモードで起動するためには、
loader のプロンプトに boot -s を指定する。
ok boot -s
シングルユーザモードで起動する場合は
起動処理の最後にシェルを問い合わせてくるので、
任意のシェルのフルパス名か /bin/sh で良ければ
そのまま Enter を入力する。
Enter full pathname of shell or RETURN for /bin/sh: Ente を入力 #
指定したシェルが起動されシングルユーザーモードとして起動する。
この状態である程度の操作は可能となるが、
ルートファイルシステムが読込みモードでマウントされているため、
このままではファイルを編集しても結果を保存できない。
そこでルートファイルシステムを読書きモードでマウントするために、
ファイルシステムの正当性チェック、
ファイルシステムの再マウントを実行する。
これらの処理は通常の起動時はシステムが自動実行するが、
シングルユーザモードの場合は明示的に実行する必要がある。
# fsck -p # mount -u # mount -a -t ufs
これでシングルユーザモードでの起動は完了するので作業を開始できる。
全ての作業が完了したらシェルを終了させるとマルチユーザーモードで起動する。
カーネルモジュールのロード
標準とは異るカーネルモジュールをロードして起動したい場合には、 load コマンドでカーネルモジュールをロードし、 boot コマンドで起動する。
ok load /boot/kernel/モジュール.ko /boot/kernel/モジュール.ko text=.... ok boot
起動するカーネルの変更
標準とは異るカーネルで起動したい場合には、 unload コマンドで既にロードされたカーネルをアンロードしてから load コマンドでカーネルロードし、 boot コマンドで起動する。
ok unload kernel ok load /boot/kernel/カーネル /boot/kernel/カーネル text=.... ok boot